第二種電気工事士 公表問題9 図面のみの結線手順

こちらはプロモーションを含みます。

第二種電気工事士 公表問題9 図面のみの結線手順

こちらでは

  • 公表問題9の結線方法が知りたい
  • 公表問題9の課題を図面のみで攻略したい
  • 可能ならば施工を時短したい

こんなお悩みの方にピッタリな記事です。

第二種電気工事士 技能試験は40分と限られた時間内で作品を完成させる必要があります。特に施工時間がかかる方で時短した方は、複線図書かず図面のみでの施工方法がおすすめです。

第二種電気工事士免状 独学で取得

ちなみに、実際に令和5年下期試験の本番環境では、図面のみで公表問題No.7を攻略。第二種電気工事士を独学で1発合格しました。

これから独学で技能試験に合格したい方でも図面のみで施工対応可能なやり方です。

今回は、公表問題9を図面のみで結線する手順を解説します。また、図面のみの施工は、直接記号等を書き込む手法ですので、特に初心者にはわかりやすい内容となってます。

尚、こちらは令和5年の公表問題がベースとなりますが、まずは、今年令和6年度(2024年)の公表問題と違いがあるのか調査してみました。

今年令和6年度(2024年)の公表問題と違いがあるのか調査

出典:電気技術試験センター「令和5年度公表問題」「令和6年度公表問題」

ちなみに「公表問題3」「公表問題13」の2つ以外は、去年と同じ課題の可能性が高いよ!

公表問題9の施工難易度は?

公表問題9の難易度
超簡単
激ムズ

個人的な主観とはなりますが、公表問題9の課題はざっくりと「単独スイッチから2つの照明・接地極接地端子付コンセント」の単純な施工作品です。

なので、難易度的には比較的かんたんな施工なのでレベル3くらいと言えるでしょう。

本番でこの問題が出たら、思わずガッツポーズしちゃうかもしれませんね!

公表問題の中では簡単な課題とはなりますが、施工時間を少しでも短縮させたい方は、こちらの記事をぜひ参考にしてみてください。

図面のみで公表問題9の結線手順を攻略する前準備

図面のみで公表問題9の結線手順を攻略する前準備

公表問題9を図面のみで結線する場合は、以下の前準備なので必ず確認しておきましょう。

公表問題9の結線におけるルール

  1. 電源・照明・リモコンリレーの白線に ( W )を図面に記入しておく
  2. 図面上の電源・リモコンリレーの黒線に ( L ) と記入しておく
  3. イの照明・イのスイッチに(イ)と記入(渡り線含む)
  4. 全ての電線を畳んでおく

電源・照明・リモコンリレーの白線に ( W )を図面に記入しておく

Wと記入した白線をつなぐ

出典:電気技術試験センター

まずは、電源とイの照明・コンセントに( W )と記入しておきます。Wの通り道の渡り線には( W )と記入しておきましょう。

図面上にWと記入するポイント

  • 電源
  • イの照明器具
  • コンセント
  • Wを通る渡り線(2ヶ所)

図面上の電源・イのスイッチ・コンセントに ( L ) と記入しておく

Lと記入した黒線同士をつなぐ

出典:電気技術試験センター

次に、電源・イのスイッチ・コンセント( L )と記入します。Lの通り道の渡り線にも(L)と記入しておきましょう。

図面上にLと記入するポイント

  • 電源
  • イのスイッチ
  • コンセント
  • Lを通る渡り線(2ヶ所)

イの照明・イのスイッチに(イ)と記入(渡り線含む)

イの照明・イのスイッチに(イ)と記入(渡り線含む)

出典:電気技術試験センター

イのスイッチ・イの照明に( イ )と記入します。さらに、イを通る渡り線に関しても(イ)と記入しておきましょう。

図面に(イ)と記入するポイント

  • イのスイッチ
  • イの照明器具(2ヶ所)
  • イを通る渡り線(1ヶ所)

尚、A・B 全ての結線毎に繋ぐ本数を記載してありますのでご確認ください。

全ての電線を畳んでおく

図面通りに器具等を並べておき、A・Bで結線する電線に関しては、繋ぐ前に全て畳んでおきましょう。

図面のみで公表問題9の結線する手順

図面のみで公表問題9の結線する手順

図面に結線する前準備が完了したら、こちらの手順で結線します。この手順なら図面のみで結線することが可能です。

  • Wと記入した白線をつなぐ
  • Lと記入した黒線同士をつなぐ
  • (イ)スイッチ記号と同じ記号の照明をつなぐ

Wと記入した白線をつなぐ

Wと記入した白線をつなぐ

出典:電気技術試験センター

まずはWと記入した電線をA側に2本・B側に4本を結線します。

Wを結線する手順

  1. ①照明の白線・②渡り線の白線を立てる
  2. 差込コネクターでつなぐ(2本用)
  3. ③電源・④渡り線・⑤イの照明・⑥渡り線 それぞれの白線を立てる
  4. リングスリーブで4本つなぐ ※刻印は(小)

この課題で一番キツイ作業は、4本のリングスリーブ接続かもしれません!

Lと記入した黒線同士をつなぐ

Lと記入した黒線同士をつなぐ

出典:電気技術試験センター

次に、A側2本・B側の3本のLを繋ぎます。

Lを結線する手順

  1. ①イのスイッチの黒線・②渡り線の黒線を立てる
  2. 差込コネクターで繋ぐ(2本用)
  3. ③電源・④の渡り線・⑤の渡り線の黒線を立てる
  4. リングスリーブで3本つなぐ ※刻印は(小)

(イ)スイッチ記号と同じ記号の照明をつなぐ

出典:電気技術試験センター

(イ)の記号を結線する手順

  1. ①イの照明の黒線・②イのスイッチの白線・③渡り線の赤線を立てる
  2. 差込コネクターでつなぐ(3本用)
  3. ④渡り線の赤線・⑤のイの照明を立てる
  4. リングスリーブで2本つなぐ ※刻印は( ○ )

ここのリングスリーブの刻印は(○)なので間違えないように!

結線完了

これで、公表問題9のW・L・イ 全ての結線が完了となります。

最後に見直しを忘れずにね!

まとめ

今回は公表問題9の図面のみで結線する手順を解説しました。以下に記事の内容をまとめましたのご確認ください。

公表問題9 図面のみで結線する手順|まとめ

図面のみで公表問題9の結線手順を攻略する前準備
・電源・照明・リモコンリレーの白線に ( W )を図面に記入しておく
・図面上の電源・イのスイッチ・コンセントに ( L ) と記入しておく
・イの照明・イのスイッチに(イ)と記入(渡り線含む)
・全ての電線を畳んでおく
図面のみで公表問題9の結線する手順
・Wと記入した白線をつなぐ
・Lと記入した黒線同士をつなぐ
・(イ)スイッチ記号と同じ記号の照明をつなぐ
・結線完了

13課題の内の公表問題9は比較的かんたんと言える課題です。ですが、油断は禁物ですのでしっかりと練習して図面なしで施工できるよう時短攻略しておきましょう。