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この記事では
- 公表問題のNo.2を攻略したい
- 技能試験で複線図なしで時短したい
- 第二種電気工事士を合格したい
こんな悩みの方におすすめです。
第二種電気工事士の技能試験はまず図面を読んでから複線図を書いた後に作品を施工する訳ですが、特に施工時間に時間がかかる人にとってどこかで時短したいと思いませんか?
技能試験は、最初に提供された図面を解読し、その情報を基に複線図を描いてから実際の作品施工に移る流れとなっています。
特に施工に時間がかかる受験者にとって、この段階で時間を節約できれば、全体の試験時間の効率化が図れるのではないでしょうか?
結論として、
複線図を書かなくても技能試験の作品作成は可能です。
ちなみに、実際に令和5年下期試験の本番環境では、複線図を書かないで公表問題No.7を攻略しまして、第二種電気工事士を独学で1発合格しました。
これから第二種電気工事士を独学で取得したい方に特におすすめの内容です。
>>>第二種電気工事士試験は独学で合格可能か?資格取得までのロードマップ
今回は、令和5年度(2023年度)公表問題No.2を参考に、複線図を書かないで結線する手順を解説します。これから複線図なしで施工したいと思っている方は参考にしてみてください。
令和5年度公表問題No.2 複線図なしのルールを確認|技能試験
技能試験の公表問題No.2を複線図なしで結線する手順として、いくつかのルールがあるので確認しておきます。また、順番や手法に関しては変えてもらっても問題ないです。
復縁図なしのルールとして
- パイロットランプ (常時点灯) = コンセント扱いとする
- 電源・コンセント・照明器具・渡り線(A-B間)に( W )と記入する
- 電源・スイッチ・渡り線(A-B間)に( L )と記入する
- 全ての(W)をつなぐ
- 全ての(L)をつなぐ
- イのスイッチ電線と同じ照明の電線をつなぐ
パイロットランプの指示が常時点灯なので、常に電気が流れている状態に施工します。なのでコンセントと同じ扱いとして考えます。忘れ防止で図面上に「コンセント扱い」と記入しておいても良いでしょう。
電源・コンセント・照明器具・渡り線(A-B間)に( W )と記入する
- 図面の電源・コンセント・パイロットランプ・照明器具・渡り線に(W)と記入しておく(Nでも可)
- 施工省略部のランプレセプタクルも記入もする
どの電線がWなのか把握している場合はこの手順は省略可能です。結線忘れ防止には役立ちます!
電源・スイッチ・渡り線(A-B間)に( L )と記入する
- 図面の電源・コンセント・渡り線に( L )と記入する
- パイロットランプ(常時点灯)にも( L )と記入
公表問題2のパイロットは常時点灯なのでコンセント扱いとなります。
- パイロットランプの種類
- ・常時点灯(常に点灯している) → コンセント扱い
・同時点滅(スイッチONで点灯する) → 照明器具扱い
・異時点滅(スイッチ0Nで消灯する) → スイッチ扱い
パイロットランプには、上記3つの接続方法があるので覚えておきましょう。
全ての(W)をつなぐ
- ①パイロットランプの白線・②イの施工省略の白線・③コンセントの白線・④渡り線(A-B間)の白線を繋ぐ
- ⑤電源の白線・⑥渡り線の白線・⑦イの照明の白線を繋ぐ
全ての(L)をつなぐ
- ①スイッチの黒線・②渡り線(A-B間)の黒線・③コンセントの黒線を繋ぐ
- ④渡り線(A-B間)の黒線・⑤電源の黒線を繋ぐ
イのスイッチ電線と同じイの照明の電線をつなぐ
- ①イ施工省略の黒線・②渡り線(A-B間)の赤線・③スイッチの残っている赤線を繋ぐ
- ④渡り線(A-B間)の赤線・⑤イ照明の黒線を繋ぐ
まとめ
今回は、令和5年度の技能試験で行われた、公表問題2の複線図なしの結線手順を解説しました。記事の内容は以下にまとめました。
公表問題2の結線手順
- パイロットランプ (常時点灯) = コンセント扱いとする
- 電源・コンセント・照明器具・渡り線(A-B間)に( W )と記入する
- 電源・スイッチ・渡り線(A-B間)に( L )と記入する
- 全ての(W)をつなぐ
- 全ての(L)をつなぐ
- イのスイッチ電線と同じ照明の電線をつなぐ
手順通りに施工すれば複線図なしでも結線できます。複線図を書く時間を短縮したい方は、参考にしてみてください。
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