こちらはプロモーションを含みます。
こちらでは
- 公表問題8の結線方法が知りたい
- 公表問題8の課題を図面のみで攻略したい
- 可能ならば施工を時短したい
こんなお悩みの方にピッタリな記事です。
第二種電気工事士 技能試験は40分と限られた時間内で作品を完成させる必要があります。特に施工時間がかかる方で時短した方は、複線図書かず図面のみでの施工方法がおすすめです。
ちなみに、実際に令和5年下期試験の本番環境では、図面のみで公表問題No.7を攻略。第二種電気工事士を独学で1発合格しました。
これから独学で技能試験に合格したい方でも図面のみで施工対応可能なやり方です。
今回は、公表問題8を図面のみで結線する手順を解説します。また、図面のみの施工は、直接記号等を書き込む手法ですので、特に初心者にはわかりやすい内容となってます。
尚、こちらは令和5年の公表問題がベースとなりますが、まずは、今年令和6年度(2024年)の公表問題と違いがあるのか調査してみました。
出典:電気技術試験センター「令和5年度公表問題」「令和6年度公表問題」
ちなみに今年変更されたのは「公表問題3」「公表問題13」のみ。他の課題は去年と同じです!
公表問題8の施工難易度は?
個人的な主観とはなりますが、公表問題8の課題は、「スイッチなし・コンセントなし・A-B間の渡り線がない」作品です。
なので、施工難易度的にはレベル2〜3くらいと比較的かんたんなレベルではないかと思います。
施工時間を少しでも短縮させたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
図面のみで公表問題8の結線手順を攻略するルール
公表問題8を図面のみで結線する場合は、以下のルールでの施工が必須となりますので、必ず確認しておきましょう。
公表問題8の結線におけるルール
- 電源・照明・リモコンリレーに ( W )を図面に記入しておく
- 図面上の電源・リモコンリレーに ( L ) と記入しておく
- Wと記入した白線をつなぐ
- Lと記入した黒線同士をつなぐ
- スイッチ記号と同じ照明の記号同士をつなぐ
電源・照明・リモコンリレーに ( W )を図面に記入しておく
まずは、電源と3箇所の照明にWと記入しておきます。これらは全て繋げる電線です。
図面上にWと記入するポイント
- 電源
- 照明イ
- 照明ロ
- 照明ハ
図面上の電源・リモコンリレーに ( L ) と記入しておく
次に、電源・リモコンリレーにLと記入します。繋ぎ方は後述しますが、Lは電源1本とリモコンリレー3本を繋ぐだけで完結します。
図面上にLと記入するポイント
- 電源
- リモコンリレー × 3
Wと記入した白線をつなぐ
まずWから結線します。順番は振ってますがご自身のやりやすい手順でも問題ありません。
Wを結線する手順
- ①電源の白線・②③④イロハ照明の白線を立てる
- 差込コネクターで繋ぐ(4個用)
Wは、リモコンリレー以外の白線4本を差込コネクターで繋ぐだけです!
Lと記入した黒線同士をつなぐ
次にLと記入した計4本の電線を繋げます。電源とリモコンリレー3本の黒線が対象です。
Lを結線する手順
- ①電源の黒線・リモコンリレーの黒線3本を立てる
- 差込コネクターで繋ぐ(4個用)
Lは照明以外の全ての黒線4本で、差込コネクター接続なので簡単です!
各記号の照明(イ)(ロ)(ハ)をつなぐ
最後に、リモコンリレーの記号と同じ記号の照明の電線を繋げれば完成です。
結線完了後にすること
- ①イのリモコンリレーの白線・②イ照明の黒線を立てる
- リングスリーブで繋ぐ ※刻印は(○)
- ③ロのリモコンリレーの白線・④ロ照明の黒線を立てる
- リングスリーブで繋ぐ ※刻印は(○)
- ⑤ハのリモコンリレーの白線・⑥ハ照明の黒線を立てる
- リングスリーブで繋ぐ ※刻印は(○)
リングスリーブの刻印は全て(○)なので注意しましょう!
まとめ
今回は公表問題8の図面のみで結線する手順を解説しました。以下に記事の内容をまとめましたのご確認ください。
公表問題8 図面のみで結線する手順|まとめ
- 電源・照明・リモコンリレーの白線に ( W )を図面に記入しておく
- 図面上の電源・リモコンリレーの黒線に ( L ) と記入しておく
- Wと記入した白線をつなぐ
- Lと記入した黒線同士をつなぐ
- それぞれスイッチの記号と同じ照明の記号同士をつなぐ
- 結線完了
公表問題8は比較的かんたんな課題ですが、できることなら図面のみで施工することをおすすめします。これから技能試験に挑む方は参考にしてみてください。