【令和6年対応】技能試験 公表問題5の図面でできる結線攻略手順

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【令和6年対応】技能試験 公表問題5の図面でできる結線攻略手順

こちらでは

  • 技能試験を図面だけで結線したい
  • 少しでも作業時間を短縮したい
  • 公表問題5の課題を早く結線する手順が知りたい

こんな悩みの方におすすめです。

こちらでは、令和5年の技能試験 公表問題5を元に図面のみで結線する手順の解説をします。

※結線までのやり方が知りたい方は、恐れいりますが読み飛ばしてください。

ちなみに私は、令和5年下期の技能試験で複線図を書かずに、独学でNo.7を合格した実績があります。なのでこの記事では、初心者でもわかりやすい手順で解説しました。

念のため、今年と去年の問題に違いはあるのか、実際に今年の令和6年度と令和5年度の公表問題の図面を比較してみました。

出典:電気技術試験センター「令和5年度公表問題」「令和6年度公表問題」

今年と去年の公表問題を比較すると、パッと見同じ問題と言えます。令和6年度には配線の寸法は記載されていないので、変更される可能性はあります。

結線方法は今年の課題と同じやり方で対応可能なので、令和5年度の公表問題で練習できます。これから技能試験を受験する方は、ぜひ参考にしてみてください。

公表問題5を図面だけで結線する手順

公表問題5を図面だけで結線する手順

公表問題5を図面だけで結線するには、いくつかのルールがあります。

あらかじめ確認しておきましょう。

  • 図面に電源・コンセント・照明にWを記入
  • 図面に電源・スイッチ・コンセントにLを記入
  • 100V側のW同士を繋ぐ
  • 100V側のL同士を繋ぐ
  • 同じ記号のスイッチ・照明同士を繋ぐ

3路・4路スイッチ以外の問題は、ほぼ同じ手順なので丸暗記しちゃいましょう!

公表問題5のレベルは?

公表問題5の難易度
超カンタン
激ムズ

公表問題のレベルは5段階中レベル3です。理由としては、結線本数が少ないので、比較的簡単な問題の部類に入ると言えます。

ここで言う難易度は、あくまでも個人的主観なので参考程度にしてくださいね!

図面に電源・コンセント・照明にWを記入

図面に電源・コンセント・照明にWを記入

出典:電気技術試験センター

まずは、図面上にある電源・コンセント・照明にWを記入しましょう。

図面上にWと記入する箇所

  1. 100V電源
  2. コンセント
  3. イの照明 ( 施工省略部 )
  4. ロの照明

公表問題5にはWが4ヶ所あります。

このWは全て繋ぐ配線です。複線図書くよりかんたんだと思いますよ!

図面に電源・スイッチ・コンセントにLを記入

図面に電源・スイッチ・コンセントにLを記入

出典:電気技術試験センター

次に、図面にある100V電源・コンセントにLと記入しておきます。コンセント部は電源Lの渡し方によって変わります。

ここでは上記画像のように、コンセントからスイッチへ渡り線を使用していると過程しています。

コンセントが一番下の場合、大体この配線の施工になると思います。

図面上にLと記入するヶ所は?

  1. 100V電源
  2. コンセント

100V側のW同士を繋ぐ

100V側のW同士を繋ぐ

出典:電気技術試験センター

100V側のWをつなぐ手順

  1. 100電源のWの白線を繋ぐ
  2. ロの照明の白線を繋ぐ
  3. コンセントの白線を繋ぐ
  4. イの照明の白線を繋ぐ

上記W配線は「差込コネクター」を使用して結線します!

100V側のL同士を繋ぐ

イ記号のスイッチ・照明同士を繋ぐ

出典:電気技術試験センター

100V側のLを繋ぐ手順

  1. 100電源側の黒線を繋ぐ
  2. コンセントの黒線を繋ぐ
  3. リングスリーブの刻印は(小)で圧着する

2.0mmと1.6mmの電線なので刻印は(小)です。くれぐれも間違えないように!

イ記号のスイッチ・照明同士を繋ぐ

イ記号のスイッチ・照明同士を繋ぐ

出典:電気技術試験センター

イ記号を繋ぐ手順

  1. (イ)のスイッチ電線を繋ぐ ※電線の色確認
  2. (イ)の照明の黒線を繋ぐ
  3. リングスリーブの刻印(⚪︎)で圧着する

イのスイッチ電線の色は、必ずスイッチの後ろで確認してから結線しましょう!

リングスリーブは1.6mm×2なので圧着マークは必ず(⚪︎)で!

ロ記号のスイッチ・照明同士を繋ぐ

ロ記号のスイッチ・照明同士を繋ぐ

出典:電気技術試験センター

ロ記号を結線する手順

  1. (ロ)のスイッチ電線を繋ぐ ※残っている電線
  2. (ロ)の照明の黒線を繋ぐ
  3. リングスリーブの刻印(⚪︎)で圧着する

こちらもリングスリーブは1.6mm×2なので圧着は必ず(⚪︎)で!

まとめ

今回は令和5年度技能試験 公表問題5について、図面のみで結線する手順を解説しました。

この記事の内容は以下の通りです。

  • 図面に電源・コンセント・照明にWを記入
  • 図面に電源・スイッチ・コンセントにLを記入
  • 100V側のW同士を繋ぐ
  • 100V側のL同士を繋ぐ
  • イの記号のスイッチ・照明同士を繋ぐ
  • ロの記号のスイッチ・照明同士を繋ぐ

今回の公表問題5は、今年の令和6年度の公表問題と同じ内容と推測されるので、この記事のやり方でも対応可能です。

複線図を書かないで図面だけで結線する方法は、時短になるのでメリットでもあります。

これから第二種電気工事士の技能試験を受ける方で、図面のみの施工方法を覚えるのは役立つ内容なので参考にしてみてください。