【複線図なしで時短可能】公表問題12を図面のみで施工してみよう!

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【複線図なしで時短可能】公表問題12を図面のみで施工してみよう!

こちらでは

  • 公表問題12の結線方法が知りたい
  • 公表問題12の課題を図面だけで攻略したい
  • 複線図なしで結線したい

こんなお悩みの方にピッタリな記事です。

第二種電気工事士の技能試験本番は、40分と限られた時間内で作品を完成させなければ失格となります。

練習段階で作品施工に40分以上時間がかかるなら合格は見込めません。

なので、施工時間を短縮したい方は、複線図書かず図面のみでの施工する方法がおすすめです。

第二種電気工事士免状 独学で取得

ちなみに、実際に令和5年下期試験の本番環境では、図面のみで公表問題No.7を攻略。第二種電気工事士を独学で1発合格しました。

これから独学で技能試験に合格したい方でも図面のみで施工対応可能なやり方です。この方法をマスターすれば、複線図を書くのに必要な時間「約5分短縮」することが可能となります。

今回は、公表問題12を図面のみで結線する手順を解説します。また、図面のみの施工は、直接記号等を書き込む手法ですので、特に初心者にはわかりやすい内容となってます。

尚、こちらは令和5年の公表問題12がベースとなります。まずは、今年令和6年度(2024年)の公表問題と違いがあるのか調査した結果が以下のとおりです。

出典:電気技術試験センター「令和5年度公表問題」「令和6年度公表問題」

公表問題12は去年の図面と同じなので、この記事は今年の技能試験対策に対応可能です。

ちなみに図面内容に変更があるのは「公表問題3」「公表問題13」の2つのみ!

公表問題12の施工難易度は?

施工レベル
超簡単
激ムズ

公表問題12の課題は、「イとロのスイッチ照明が交差している作品です。

紛らわしい施工ですが、渡り線がなく電線が少なめ。A-B間もなくアウトレットボックス1つに電線を収める作業となります。

個人的な主観とはなりますが、施工難易度はレベル3と比較的かんたんなレベルです。

図面のみでの施工方法は施工時間を時短することが可能なので、少しでも短縮させたい方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

図面のみで公表問題12の結線手順を攻略する前準備

公表問題12を図面のみで結線する場合、以下のルールでの施工が必須です。必ず確認しておきましょう。

記入作業の目安は約1〜2分よ!

この記入作業は、約1分くらいで手早く記入できるよう練習が必要です。

公表問題12の結線におけるルール

  1. 電源・照明に ( W )を図面に記入
  2. 図面上の電源・スイッチに ( L ) と記入
  3. 各記号の照明・スイッチ毎に記号を記入
  4. 全ての電線を畳んでおく

電源・照明に ( W )を図面に記入

出典:電気技術試験センター

まずは該当の器具にWと記入します。

図面上にWと記入するポイント

  • 電源
  • コンセント
  • イの照明
  • ロの照明

図面上の電源・スイッチに ( L ) と記入

出典:電気技術試験センター

次に、Lの記入を行います。

図面上にLと記入するポイント

  • 電源
  • イのスイッチもしくはコンセント
  • ロのスイッチ

各記号の照明・スイッチ毎に記号を記入

出典:電気技術試験センター

最後に各照明・スイッチに記号を記入します。

各照明の記号・スイッチ毎に記号を記入する

  • イのスイッチ
  • イの照明
  • ロのスイッチ
  • ロの照明

元々記号は、図面上に書かれているので省略しても問題ないです!

全ての電線を畳んでおく

電線をつなげる前に、器具類は図面と同じ配置にセットしておき、電線は全て畳んでおきましょう。

繋げる電線だけ立てるやり方は、パッと見わかりやすいのでおすすめです!

公表問題12|図面だけで結線する手順

前準備が完了したら、以下の手順で結線します。順番は前後入れ替わっても問題ありませんが、このような手順を実施すると図面のみで結線することが可能です。

  • Wと記入した白線同士をつなぐ
  • Lと記入した黒線同士をつなぐ
  • 各スイッチ記号と同じ照明の記号同士をつなぐ

Wと記入した白線同士をつなぐ

出典:電気技術試験センター

まずはW同士を結線します。

Wを結線する手順

  1. ①電源の白線・②ロの照明の白線・③コンセントの白線・④イの照明の白線を立てる
  2. リングスリーブで圧着 ※刻印は( 中 )

Lと記入した黒線同士をつなぐ

出典:電気技術試験センター

次に、Lの黒線同士を繋ぎます。

Lを結線する手順

  1. ①電源の黒線・②コンセント又はイのスイッチの黒線・③ロのスイッチの黒線を立てる
  2. リングスリーブで圧着する ※刻印は( 小 )

イ・ロのスイッチは施工方法によって電線の色が異なる場合がありますが、コンセントのL側と同じく色合わせした方が覚えやすいよ!

各記号の照明・スイッチ毎に記号を記入

出典:電気技術試験センター

最後に各照明とスイッチの結線作業を行います。

各記号の結線手順※

  1. ①イのスイッチの赤線・②イの照明の黒線を立てる
  2. 差込コネクターでつなぐ(2本用)
  3. ③ロのスイッチの白線・④ロの照明位の黒線を立てる
  4. 差込コネクターでつなぐ(2本用)

※上記画像上の電線の色で解説しています。

結線完了

全ての結線が完了したら作品完成となります。

見直しは必須よ!

まとめ

今回は公表問題12の図面のみで結線する手順を解説しました。記事の内容は以下にまとめましたのご確認ください。

公表問題12 図面のみで結線する手順|まとめ

図面のみで公表問題12の結線手順を攻略する前準備
・電源・照明に ( W )を図面に記入
・図面上の電源・スイッチに ( L ) と記入
・各記号の照明・スイッチ毎に記号を記入
・全ての電線を畳んでおく
公表問題12|図面だけで結線する手順
・Wと記入した白線同士をつなぐ
・Lと記入した黒線同士をつなぐ
・結線完了

公表問題12はスイッチ・照明が交差している紛らわしい課題ですが、きちんと把握して繋げれば間違えなく結線できるので、慌てず確認しながら施工を行いましょう。