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この記事では
- 技能試験で複線図を書きたくない
- 図面だけで結線したい!
- 施工時間が遅くて対策を探している
こんな方におすすめです!
第二種電気工事士の技能試験において、40分間の間に与えられた公表問題の作品を完成させる必要があります。技能試験は時間に限りがあるので、慣れてないと時間内に作品が作れない可能性があります。
できれば、技能試験は余裕を持って施工したいですよね?
結論として、
図面だけで結線できれば余裕ができます。
図面だけで結線するということは、複線図なしで結線することです。
複線図なしのやり方を覚えれば、40分の試験時間の内の約5分間が時短できます。その5分を施工時間に充てれば余裕を持って作品を完成させることが可能です。
私は令和5年の下期に、公表問題7を複線図なしで完成させて、独学で無事に1発で合格しました。なので実際に試験で行ったやり方なら合格できる可能性があります。
今回は、令和5年度(2023年度)の公表問題3を図面のみで結線する手順を解説します。令和6年度の公表問題とほぼ似ている問題なので、少しでも技能試験を攻略したい方はぜひ参考にしてみてください。
公表問題3を図面だけで結線する手順
技能試験の公表問題3を図面だけで結線するルールがいくつか存在しますので、確認しておきましょう。
- 図面上に電源・コンセント・照明・渡り線に W を記入
- 図面上に電源・スイッチ・コンセント・照明・渡り線に L を記入
- 電源側・負荷側毎に W同士をつなぐ(A-B間を含む)
- 電源側・負荷側毎に L同士をつなぐ(A-B間を含む)
- 同じスイッチ・照明の記号同士をつなぐ
上記のルールに沿って結線すれば、図面だけで結線することができるのでおすすめだよ!
図面上に電源・コンセント・照明・渡り線に W を記入
図面上にW ( N )と記入する箇所
- 電源
- コンセント
- ロの照明器具
- A – B 間の渡り線
- TS (タイムスイッチ) → コンセント扱い
どの器具にW ( N )を使用しているか覚えておくのがポイントだよ!
図面上に電源・スイッチ・コンセント・照明・渡り線に L を記入
Lと記入する箇所
- 電源
- ロのスイッチ
- コンセント
- A – B 間の渡り線
- TS (タイムスイッチ)
こちらも、Lでも( + )でもわかりやすい記号で問題ないので、あくまでも参考程度に!
電源側・負荷側毎に W同士をつなぐ(A-B間を含む)
W同士をつなぐ手順
- 負荷側:①TSの白線・②渡り線(A-B間)の白線・③ロ照明の白線・④コンセントの白線を繋ぐ
- 電源側:⑤電源の白線・⑥渡り線(A-B間)の白線を繋ぐ
電源側・負荷側どちらから繋いでも問題ないのでお好みで!
電源側・負荷側毎に L同士をつなぐ(A-B間を含む)
L 同士の電線をつなぐ手順
- 負荷側:①TSの黒線・②コンセントの黒線・③渡り線(A-B間)の黒線を繋ぐ
- 電源側:④渡り線(A-B間)の黒線・⑤電源の黒線・⑥スイッチの黒線
電源側・負荷側のL同士は、どちらから繋いでも問題なしです!
同じスイッチ・照明の記号同士をつなぐ
同じ記号のスイッチ・照明の繋ぐ手順
- 負荷側:渡り線(A-B間)の赤線・ロの照明の黒線を繋ぐ
- 電源側:ロのスイッチの白線・渡り線(A-B間)の赤線を繋ぐ
電源側・負荷側共に残った電線2本を繋ぐだけなので簡単です!
公表問題3|結線完了
以上で、公表問題3の図面のみで施工する結線手順となります。
まとめ
今回は、第二種電気工事士の技能試験における、令和5年度の、公表問題3の図面のみで結線する手順を解説しました。
この記事のまとめ
- 図面上に電源・コンセント・照明・渡り線に W を記入
- 図面上に電源・スイッチ・コンセント・照明・渡り線に L を記入
- 電源側・負荷側毎に W同士をつなぐ(A-B間を含む)
- 電源側・負荷側毎に L同士をつなぐ(A-B間を含む)
- 同じスイッチ・照明の記号同士をつなぐ
どの箇所にW・Lを使うのか把握しておくのが、図面のみで施工攻略するポイントです!
これから第二種電気工事士の技能試験にチャレンジしたい方は、ぜひこのやり方を覚えて合格を目指しましょう。