第二種電気工事士 公表問題1 複線図書かない結線手順|技能試験攻略

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第二種電気工事士 公表問題1 複線図書かない結線手順|技能試験攻略

この記事では

  • 技能試験を複線図書かないで作業短縮したい
  • 公表問題のNo.1を攻略したい
  • 第二種電気工事士を合格したい

こんな悩みの方におすすめです。

第二種電気工事士の技能試験において、作品を完成させるために、まず必要なスキルとして「複線図を書く」ことですが、複線図を書く時間は約5分くらいかけて書きます。

技能試験はまず図面を読んでから複線図を書いた後に作品を施工する訳ですが、特に施工時間に時間がかかる人にとってどこかで時短したいと思いませんか?

結論として、
複線図を書かないで施工することは可能です。

第二種電気工事士免状 独学で取得

ちなみに、実際に令和5年下期試験の本番環境では、複線図を書かないで公表問題No.7を攻略しまして、第二種電気工事士を独学で1発合格しました。

これから第二種電気工事士を独学で取得したい方にもおすすめです。

>>>第二種電気工事士試験は独学で合格可能か?資格取得までのロードマップ

今回は、公表問題No.1の複線図を書かないで結線する攻略方法を解説します。わかりやすく説明しますので、これから技能試験を時短したい方は参考にしてみてください。

第二種電気工事士 公表問題No.1の複線図を書かないで結線するルール

出典:電気技術試験センター

技能試験において複線図を書かないで結線する方法として、いくつかのルールがあるので確認しておきましょう。また、ご自身でやりやすい順番や手法がありましたら変えてもらっても問題ありません。

結線するルール

  1. 電源・照明・コンセント・渡り線 (A-B間)の白線に ( W )を図面に記入しておく
  2. 図面上の電源・スイッチ (左側に黒線) に ( L ) と記入しておく
  3. Wと記入した白線をつなぐ
  4. Lと記入した黒線同士をつなぐ
  5. スイッチの記号と同じ照明の記号同士をつなぐ(電線の色はお好みで)
  6. 結線完了

電源・照明・コンセント・渡り線 (A-B間)の白線に ( W )を図面に記入しておく

電源・照明・コンセント・渡り線 (A-B間)の白線に ( W )を図面に記入しておく

出典:電気技術試験センター

  1. 図面の電源・照明・コンセント・渡り線(A-B間)にWもしくは白と記入しておく
  2. 施工省略の照明も忘れずに

どの配線にWを使用するかしっかりと把握しておきましょう。こちらはわかっているのであれば、書いておく必要はないですが、結線忘れ防止にもなるのでおすすめです。

図面上の電源・スイッチに ( L ) と記入しておく

図面上の電源・スイッチに ( L ) と記入しておく

出典:電気技術試験センター

  1. 図面上の電源・スイッチに「 L 」と記入しておく
  2. コンセントがある場合はコンセントにも「 L 」と記入

公表問題No.1ではコンセントがありませんが、他の公表問題でコンセントがある場合はLと記入します。こちらもわかっているのであれば記入の必要はありません。

あくまでも、結線忘れ防止としてはおすすめのやり方なので記載しておきます。実戦では意外と結線忘れがあるので時間ロスが発生します。

Wと記入した白線をつなぐ

Wと記入した白線をつなぐ

出典:電気技術試験センター

  • 負荷側の結線:①ロの白線・②ハの白線・③渡り線の白線を繋ぐ
  • 電源側の結線:④電源の白線・⑤イの白線・⑥渡り線の白線を繋ぐ

この手順で結線することで、全てのWの白線の結線完了しました。

Lと記入した黒線同士をつなぐ

Lと記入した黒線同士をつなぐ

出典:電気技術試験センター

  • ①電源の黒線・スイッチの黒線を繋ぐ

結線ルールとして、スイッチの左側に黒線を差し込んでおくことが条件です。電源やコンセント同様、スイッチの黒線ををLとして統一しておくのがポイントです。

スイッチの記号と同じ照明の記号同士をつなぐ(渡り線の色はお好みで)

スイッチの記号と同じ照明の記号同士をつなぐ(渡り線の色はお好みで)

出典:電気技術試験センター

  • ①イのスイッチの配線・②イの照明の黒線を繋ぐ
  • ③ロのスイッチの配線・④渡り線を繋ぐ(お好みの色)
  • ⑤ ④で繋いだ色の配線・⑥ロの照明の配線を繋ぐ
  • ⑦ハのスイッチの配線・⑧残りの渡り線を繋ぐ
  • ⑨残りの渡り線・⑩ハの照明の黒線を繋ぐ

渡り線は黒線・赤線が残ってましたが、先にどちらを繋ぐ指定はない。ご自身で黒線から繋ぐなどあらかじめ決めておいても良いでしょう。

公表問題No.1 結線完了

出典:電気技術試験センター

まとめ

今回は、第二種電気工事士の技能試験において、複線図を書かないで結線する攻略方法を解説しました。記事のまとめは以下通りです。

記事のまとめ

  1. 電源・照明・コンセント・渡り線 (A-B間)の白線に ( W )を図面に記入しておく
  2. 図面上の電源・スイッチ (左側に黒線) に ( L ) と記入しておく
  3. Wと記入した白線をつなぐ
  4. Lと記入した黒線同士をつなぐ
  5. スイッチの記号と同じ照明の記号同士をつなぐ(電線の色はお好みで)
  6. 結線完了

複線図を書かない施工方法でも技能試験を攻略することは、初心者でもルールをしっかりと把握しておけば可能です。

特にあまり施工が得意ではなく時間がかかってしまう方には、このやり方は時短にもなるので特におすすめです。技能試験に自信がない方はぜひ参考にしてみてください。

よくある質問

こちらでは第二種電気工事士の技能試験で複線図を書かない方法について、よくある質問をまとめました。ぜひ参考にしてみてください。

技能試験は複線図を書かなくでもできますか?

複線図はなしでも結線できます。ルールをしっかりと把握してから施工すれば、どの公表問題でも対応可能です。

複線図を書かないとどのくらい時短できますか?

通常、技能試験で複線図を書いて作業した場合、約5分間あたりの時間がかかります。なので、複線図を書かない場合は、おおよそ5分間の時短は期待できるでしょう。

独学でも技能試験に合格することは可能ですか?

独学で合格することは可能です。

私自身も独学で学科試験・技能試験を1発で合格しましたので、独学でも十分に合格できる可能性は十分にあります。

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